再チャレンジが可能な社会への扉を皆で拓こう
富山県再チャレンジ学習支援協議会代表/富山大学理事・副学長
山 西 潤 一
この度、文部科学省の「再チャレンジのための学習支援システムの構築」事業に採択され、ここにその第一歩
が踏み出されたこと大変うれしく思います。本事業は、自立を目指す若者、子育て女性、Uターン・Iターン等希望者、シニア世代をはじめ、地域の誰でもが、その意欲や能力を発揮して、学び直しによる新たな就業や起業、社会参加等のチャレンジができる学びの場づくりです。富山県をはじめ、全国10カ所の地域がこの学びの再チャレンジモデル地域として指定され、地域の特色を活かした学びの輪づくりが始まっています。
富山県では、産官学の連携のもと、平成10年からインターネットを活用して、県民誰でもがそれぞれの知を発信し、仲間づくりをすすめ、地域コミュニティの活性化を行う「富山インターネット市民塾」の活動が行われてきました。今では100を超える講座が毎年開講され、そこでは一人一人の小さな経験を共有し、学び合いの中から新たな知の発掘が始まり、出会いが始まっています。このような学びの共同体としての実績が高く評価され、新たな学び直しの場づくりとしての本事業につながったものと思っています。
幸い、生涯学習先進県としての富山は、これまでも産官学が協力してさまざまな学びの支援や就労支援が行われてきています。社会が複雑化する中で、多様な状況にある意欲ある学び手への支援をより確かなものにするために、企業・経済団体、行政諸機関、大学、市民NPOなど関連機関の情報共有をすすめ、学習支援員や相談員などの支援人材の育成、多様な学習目標に対応した学習内容の提供、企業や地域社会での受け皿の創出等々に取り組んでいきたく思います。
誰でもがチャンスに溢れ、再チャレンジ可能な社会への扉を拓けるよう、元気とやまづくりに向かって力強い一歩をともに踏み出しましょう。





